オルタナティヴでいこう! ~告知ブログ
人は時に壁にぶつかる。でも、視点を変えれば、「想定外」の解決策が見つかるのさ!

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経験値がニートを救う!

 『親より稼ぐネオニート』を発表して3週間目、毎日のように読者からメールをいただいている。

 時間の許す限り、レスをしているが、なかなか全部には応じられないので、これから出そうとする方は、レスが遅くなることを覚悟されたい。

 さて、この本の反響をチェックしに、Yahoo!ブログ検索も毎日のようにチェックしているのだけど、「ニート→ネオニート→自営業者→ベンチャー社長」という流れをよくわかっていない人も中にはいる。

 まぁ、自営業がリスキーと考えているのは、世間を知らない20-30代の正社員くらいなもので、ローコストのビジネスである限り、自営業者が食いっぱぐれることはない。

 あるブログでは、「友人の小説家志願者は夢をあきらめて労働者に戻って行った」と書いていた。
 それは、自分の才能がべつのところにあるってことだろう。

 稼げる才能と、やりたいことが一致しない場合は、稼ぐ才能を活かしながら、やりたいことも続ける生活を余儀なくされるのは仕方ないことだ。

 自営業者は、自分のできることで稼げる方法を試行錯誤する。
 小説家だって、名前しか売れてない人は、テレビや講演などの副収入を増やして生活を成り立たせる。

 同人作家ですら、コストパフォーマンスを考えて定価を考え、通販でも売る時代に、プロの作家をやろうとしたら少なくとも10人くらいの編集者に売り込んでいろんな感想を聞き、自分らしさを認めてくれる編集者と仕事をすればいいだけだ。

 しかし、小説家になろうとしている志願者たちに、「何人の編集者にアポとったか?」と尋ねて回ったことがあったが、みんなせいぜい1人か2人、多い人でも4,5人だった。

 プロの作家は自営業者としての自覚があるから、9人の編集者に断られてからが勝負だと考える。

 そういう腹積もりで売り込みにいくから、直しを指摘されたら真剣にベターな原稿に直していくので、実際は3人めくらいの編集者で本を出せることが容易であることを知っている。

 自営業者は、このように売り込みの試行錯誤を重ね、そこから商品スペックとは何なのかを学ぶのだ。

 そして、これはどんなビジネスにも言える。
 本書で書いた「月収300万」男・矢代くんについても、結果だけを見て「俺には無理だ」と思う人がいたら、それは矢代くんが周囲の誰もやってなかった「せどり」を納得いくまでやり続け、なんとか効率良く稼げるように試行錯誤していったという経験値の蓄積を無視してしまっているのだ。

 自営業者にとって、試行錯誤の経験は次の金を生む通過儀礼だ。
 不安定な生活だからこそ、なるだけ時間も労力もかけずに時給が高くなるような動き方を日々考えるわけだ。

 その点で、自営業者に失敗はないと言ってもいい。
 試行錯誤すら避けて通るなら、そこで飢え死にしてしまう。
 それがイヤだというリアリティがあるからこそ、1円でも儲かる方法はないかと、アフィリエイトを貼る場所や、広告商品の選定をいろいろ工夫し、稼ぐコツを少しずつ知るようになるのだ。

 つまり、時間がかかる。
 しかし、時間だけはたっぷりあるニートには、好都合だ。

 正社員の暮らしにあぐらを掻いていながら、ニートに対して「お前らもなんとか労働者になれよ」とアドバイスするのは、高みの見物にすぎない。

 ちなみに、杉村タイゾー議員もネオニートの道は反対なんだそうだ。
 でも、この議員。次の選挙で落ちたら、フリーターになるだろうか?
 おそらく、ならない。
 議員経験を活かして本を書いたり、講演をしたほうが、ギャラがいいから、そのまま自営業者になっていくだろう。

 そんな奴の助言なんか、誰がまともに受け取るだろう。
 国策による救済ばかり書いている大学の先生も同様だ。
 ニートの当事者のリアルに迫っていない。

 30歳過ぎてニートになってしまった人に、僕は「再就職をするな」とは言わない。
 少人数の新規ベンチャーに参画する道だってあるし。

 しかし、それとは別に、自営で稼げる方法も時間をかけて模索していかないと、自分の生活を自分で守れなくなる。

 だからこそ早めにリスクゼロのネット・ビジネスを契機に、自営業の稼ぎ方に目覚めてほしいと思うのだ。

 自営業では、雇用されているのとは違い、商品企画から売り込み方法、宣伝方法から、投資額、欲しい報酬額面まで、全部自由だ。
 人間関係のストレスからも自由になれる。

 バカな上司とは付き合わず、自分と同じように頑張っている自営業者とマイミクしておけば、相談相手にも事欠かない。
 だから、自営業を怖がることなんて、1個もないのだ。

 最近、10代の自営業者を取材し始めたが、彼らの世代では資本主義が自己責任社会であることを熟知している人も増えてきているようだ。

 中流と思われた家庭が下流化すれば、親から養ってもらうことも期待できず、ニートにすらなれないことを知っている世代が登場し始めているのだ。

 時代は少しずつ自営を余儀なくされる方向へ向かっている。
 ノウハウを早めに蓄積せよ、というアナウンスが今こそ必要な時代はないだろう。

 自分らしく稼げる道は、いっぱいある。
 ネット上から相談したい相手に声をかけることもできる。
 僕らはこんな便利な時代に生きているのだ。
 
 
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テーマ:働くということ - ジャンル:就職・お仕事

コメント

 応援、ありがとうございます!

 最近、本書の反響をブログで見て、一部に読解力のない若者もいるんだなぁと思っていたので、逆にみなさんの素早い反応には感服の至りです。

 このせちがらい時代をしなやかにサーフしましょう!
【2007/03/22 13:44】 URL | con #-[ 編集]
はじめまして
インフォ男です

ランキングからやってきました。
これからもよろしくお願いします。

応援ポチッ!


【2007/03/22 12:58】 URL | インフォ男 #-[ 編集]
興味深く拝見しました。ありがとうございます。
【2007/03/22 09:58】 URL | korich #SWPr6pXU[ 編集]

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今一生 con isshow

Author:今一生 con isshow
 ライター・編集者。
 '97年「Create Media」名義で編集した『日本一醜い親への手紙』がベストセラーに。
 '99年に発表した『完全家出マニュアル』で造語した「プチ家出」が流行。
 著書に『ゲストハウスに住もう!』(晶文社)、『下流上等』(学事出版)、『「死ぬ自由」という名の救い』(河出書房新社)など多数。
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