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人は時に壁にぶつかる。でも、視点を変えれば、「想定外」の解決策が見つかるのさ!

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精神科医は、患者の葬式に出席せよ!

 また、友人がオーバードーズで亡くなってしまった。

 昨年、ある地方の自助グループの若者たちが主催するイベントに講演者として招かれた。
 そこで、サブリーダー的に精力的に動いてくれたのが、20歳を過ぎてそこそこの女性Mちゃんだった。

 昨日、リーダー格の女性からMちゃんが死んだことを知らされた。

 Mちゃんは、実家に住みながらフリーターをやったり、援助交際をやったり、リストカットをやったりしながら、地元の精神科に通っていた。

 僕が書いたココロ系の本の愛読者で、僕と会うのを楽しみにしてくれていた。

 僕もイベントの後、彼女をmixiに誘い、「新宿2丁目のレズビアンの店に行ってみたい」という彼女に「いつか上京しておいでよ」と返事を書いていた。

 オーバードーズとは、処方薬を処方量以上に摂取してしまう悪習慣のことだが、この経験者は、それが自力では辞められなくなる依存症になってしまうケースが珍しくない。

 こうなると、薬の副作用によって心臓や肺に負担がかかり、心発作や心臓破裂などで死んでしまうケースが後を絶たない。

 『卒業式まで死にません』という本を書いた女子高生・南条あやも、いつもどおりにやっていた寝逃げのためのオーバードーズで、心臓に穴を空けてしまうという壮絶な死を遂げた。

 心肺機能が低下して死ぬ以外に、喉の奥で溶け残った薬が飲み下すことができずに自動的に上ってきてしまい、喉の途中で固まって窒息死するケースもあり、僕の本ではそのように死んでしまうケースを何度も警告していた。

 Mちゃんも、つらいことがあると、とりあえずオーバードーズをしてしまうという悪習慣があり、既に依存症になっていたきらいがあるが、亡くなった理由は、かなりの量の睡眠薬を酒で飲み下そうとしたことにあるらしい。

 警察によると、「(窒息による)即死だった。仰向けの体はまだ温かかった」そうだ。

 いつものように寝逃げするためにやったオーバードーズで、本当に死んでしまうことがある。
 これは事故なのか、自殺なのか。

 警察は自殺と判断するかもしれないが、僕は事故と考えたい。
 なぜなら、こういうエピソードが残っているからだ。

 Mちゃんは以前、バイト先で「もっと笑顔で仕事をしてください」と言われ、ひどいショックを受けたのだそうだ。

 それでも彼女は「無理に笑わなくていい葬式の仕事をしたい」とよく言っていたそうだ。
 そして、実際に冠婚葬祭の会社に面接に行っていた。

 Mちゃんの告別式の日、ご家族・親類以外はごくわずかな友人たちのみというさみしいものだったらしい。

 以前にも、田舎に住む友人がオーバードーズで亡くなった際、僕はメル友たちを集めて駆け付けたが、自殺=変死を悟られたくない家族は、密葬をしたがるものだった。仏にとって大事な人たちを呼ばずに世間体を守ろうとする遺族って…。

 そんなさみしい式場に、遺族の知らないおじさんが現れた。
 尋ねてみると、Mちゃんが面接に行った会社の面接官だったそうだ。

 Mちゃんの携帯に電話しても出ないので自宅に電話し、亡くなったことを知って、駆け付けてくれたのだそうだ。

 Mちゃんは採用だった。
 それを知る前に、亡くなってしまっていたのだ。

 自分にとって無理のない働き方を考え、実際に面接に行くという行動を起こしていたMちゃんに、明確な自殺の意志があったとは思えない。

 たぶん、その日に仕事のこととは別の何らかのつらい出来事があり、そんな現実から一時的に逃避するために薬を飲んだのだろう。

 それが彼女の家族と関係があることなのかは、定かではない。
 はっきりしているのは、死因になった大量の睡眠薬を買わせたのが、Mちゃんの主治医だってことだ。 

 しかし、主治医は葬式に来なかったらしい。
 どうして、来ないんだろう?

 厚生労働省の調査では精神科の医師数は、約1万2000人もいるという(04年)。
 毎年、この国では3万人以上の人が自殺で亡くなっている。

 単純に計算すれば、一人の医師が年間で3人の患者を自殺で亡くす計算になるが、それなら香典料や花代が一回3万円程度だとして、10万円も出費すればいいだけだろう。

 その程度の出費を惜しんで、なぜ葬式に出ないのか?
 葬式に出て、それが医者自身の診療内容の結果だと受け止める必要がある。

 金八先生は3年B組を「私の生徒たちだ」と言ったが、精神科医は患者を「私の患者たち」とは呼ばない。
 自分とは何の関わりもない人と思っているから、葬式にも出ないのだろう。

 しかし、多くの患者は、人間関係に行き詰ってうつや不眠などを発病する。
 そんなことは、大学で習わずとも知っていることなのに、どうして人間関係を患者との間に築かないのか?

 ひきこもりの研究で有名な斉藤環さんがかつて、僕が主催したイベントに客として足を運び、みんなにこう話してくれたことがある。

「今の医学部では、金になる痴呆の研究(いわば脳科学)はやっても、カウンセリング能力を鍛えることに力を入れてないから、カウンセリングそのものができない若い世代の医者が増えている」

 だから「3分診療、薬漬け」なのだ。
 つまり、患者とまっとうな関係を作れないヤブ医者が増えているのだから、患者は救われようがない。

 そうとわかれば、精神科医に自分の患者の葬式に出ることを義務付ける法律でも作って、自分の仕事の結果責任に直面化させ、自分が精神科医に向いてないか、能力がないと思った人には引退してもらうほうがいい。

 葬式に出れば、金も出すことになるし、自分の病院から自殺者がたくさん出れば、経営できなくなるだろう。
 そうやってダメな医者を淘汰する必要がある。

 精神科医も自分の患者が死んだことが葬式で明るみになり、地元の市民たちからの信用を失えば、懐事情が悪くなる。
 そうなれば、さすがに薬漬け療法を見直さざるを得なくなるだろう。

 薬物療法しかやってないような病院は、即刻つぶれていい。
 精神を治す療法なんて、他にいくらでもあるのだから。

 内科や外科なら死者数も多いし、治らない病気もあるから、葬式に出ないのも理解できる。

 しかし、精神科では、薬物療法にも多くの多様な療法がある。
 その中で薬物療法を選んでいるのは、精神科医自身だ。

 自分の判断で、精神的に不安定な患者に薬を買わせているわけだから、その結果責任を負うのがプロってもんだろう。

 精神科医は、一人でも患者を自殺で亡くしてしまったら、葬式に出るべきだ。

 そこで、自分自身の診察内容に間違いがなかったかをそのたびに反省しながら、個々の患者に合った療法を選ぶべきだろう。

 医者ってのは、患者の生き死にを預かっている。
 その責任を果たすことを期待するから、患者は何年間もお金を出すのだ。

 医者がその責任を放棄し、薬で餌付けしたように患者を2年も3年も通院させ、好転へのシナリオや社会復帰への希望を患者に抱かせないなら、その医者はヤブだ。

 しかし、残念ながら、日本の多くの精神科医は、無能である。
 無能どころか、昨今の精神科医は、自分のカウンセリング能力のなさや、経営能力を棚に上げて、薬物療法に依存している。

 こうなると、「治らないのは患者やその家族が悪い」という理屈に居直ってしまう。
 居直っても、患者やその家族はまったく怒らないからだ。

 怒れば、患者の脳がおかしくなったのだと、医者に都合のいい合理化で済ませてしまう。

 その結果、どうなるか。
 患者は、Mちゃんのように、1人で薬を抱えながらひっそりと亡くなっていく。

 そんな死は、いやだ。
 怒ってほしい。

 しかし、そこで医者と戦おうとすれば、「転院すれば?」と言われるか、下手すると医者は家族を味方につけ、患者本人は閉鎖病棟にぶち込まれることになる。

 そういう例は腐るほどあるが、医者の怠慢に耐えかねた患者が、薬漬けの日々が続けば、副作用による倦怠感で仕事も満足にできず、自分の将来に不安を感じて暴れるのも当然なのだ。

 すると、今度は「言ってもわからないから」と平気で患者に暴行を加える医者だって出てくる。

 下記リンクの記事は、そんな事件のように思う。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070123/jkn070123005.htm

 若い医者だから未熟ゆえに、患者に暴行を働いたともいえるが、そのように目に見える暴行なら傷害罪が適用できる。

 しかし、にこやかな顔で患者にどんどん薬を渡し、薬漬けにして何年も通わせる医者は、その老獪さゆえに摘発されない。

 むしろ、薬しか頼れないと思わされた患者にとっては、いくらでも望む薬を出してくれる医者が、ドクター・キリコに見えてくる。

 ドクター・キリコは、手塚治虫のマンガ「ブラックジャック」のキャラクターで、生きるのが苦しい人を安楽死させるのが仕事だ。
 そして、今の日本の精神科医の多くは、まさにドクター・キリコそのものなのだ。

 長い期間、自分に喜んで金を運んでくれて、薬でへろへろになれば、文句も言わずに死んでくれる。
 これほど都合のいいビジネスはない。

 今回の事件をきっかけに、新聞やテレビなどのマスメディアが、一斉に精神科医のあり方を叩き始めるといいのだが、その兆候は見られない。

 なぜか。
 いま、広告媒体としてネットの力が強くなっており、ネットにスポンサーを奪われた新聞やテレビは、向精神薬メーカーの企業だろうが、サラ金だろうが、「スポンサー様!」として大事にしている。

 薬害はもちろん、それを処方する精神科医を叩けるわけがなかろう。
 だから、「1か月うつに苦しんだら精神科へ」などいうバカげたコマーシャルが広告倫理基準にも引っかからずに新聞やテレビに横行しているのだ。

 1970年代まで、日本の精神科医療は、本物の病人でない限り、門前払いをしていた。
 それは、開成高校生金属バット殺人事件の際に、父親が息子を精神科医に行かせて、どこでも「この子は病気じゃない」と門前払いを食らったことでも明らかだ。

 しかし、90年代以後、クリニックが増え、初診時から薬を出すような自動的に顧客化する診察が当たり前になってしまった。

 これは、ライバルが増えたために、顧客ではない人間さえも顧客にしないと精神科医自身が食えないから、そうなってしまったのだ。

 医者を金持ちにするために、病人が増える。
 しかも、やがて死んでいく。
 これをどうして誰も問題視しないのか?

 僕は孤軍奮闘でその問題を本に書いてきた。
 mixiでも「精神科医を疑え!」というコミュニティを運営している。
 今後も、脱・医療(あるいは脱・薬物療法)のブログを立ち上げ、問題提起していくつもりだ。

 亡くなった友人たちが生きた証に、マスメディアが報じないホントのことを記録していこうと思う。
 Mちゃん、空の上から応援しておくれ。
 合掌。
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コメント

私もOD癖の持ち主です。今のところはまだ軽度のODにとどまっていますが、他人事ではないなぁと思いながら読ませていただきました。

よろしければこちらの記事を参考に(転載ではないです)、私の個人サイトで文書を書かせていただきたいのですがよろしいでしょうか?もしくは紹介だけでもさせていただきたいと思っておりますので、リンク許可だけでもいただければと思います。
ご連絡、お待ちしております。
【2007/03/11 14:19】 URL | #QgcsqGsM[ 編集]
つらいことでしょうに、報告、ありがとうございます。

こういう風に、社会の問題を個人の心身の問題にすりかえて、安易に医者やクスリに頼るとどれほど大変なことになりうるか、とてもよく分かる記事だったと思います。
【2007/02/14 01:22】 URL | ぱれいしあ #-[ 編集]
 晶さん、はじめまして。

 OD依存症にならずに済んで、本当によかったですね!

 コメント、ありがとうございました!
【2007/01/24 14:16】 URL | 今一生 #-[ 編集]
私も以前ODの癖があった人間です。
今はある事をきっかけに止める事が出来るようになりました。

何故病院の薬を止めれるようになったか。ODを止めれるようになったか。

ある精神科医の一言でした。

神経症で1ヶ月の休職(診断書にもそう書いてあった)を戴きながら、しんどい思いで通院し、こまめに薬も飲んで、大分仕事が出来そうになった時期。
そろそろ1ヶ月になるので、復職の件を伝えたところ。

「あんたねぇ、この病気が1月で治るとでも思ったの?(笑)」

あぁ、そんなもんか・・・と思いました。

あんだけ薬漬けにさせておいて、よくそんな事言えるなぁ・・・と。

そこからは精神科医師なんて信用できない・・・と。

通院もやめ、今は自力でやっていってますが、年何回かデカイのがくる以外、何とかなるものですね。

では、乱文失礼しました。
【2007/01/24 11:57】 URL | 晶 #-[ 編集]

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今一生 con isshow

Author:今一生 con isshow
 ライター・編集者。
 '97年「Create Media」名義で編集した『日本一醜い親への手紙』がベストセラーに。
 '99年に発表した『完全家出マニュアル』で造語した「プチ家出」が流行。
 著書に『ゲストハウスに住もう!』(晶文社)、『下流上等』(学事出版)、『「死ぬ自由」という名の救い』(河出書房新社)など多数。
◎公式サイト
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