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人は時に壁にぶつかる。でも、視点を変えれば、「想定外」の解決策が見つかるのさ!

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ゲストハウスは個性化の時代へ

 拙著『親より稼ぐネオニート ~「脱・雇用」時代の若者たち』(扶桑社新書)が発売されて、ほぼ1か月。

 いろんなブロガーたちの読後感想を見ていると、「なぜゲストハウスの話が出てくるのかわからない」という記事をごくたまに発見する。

 昔からひと財産を作った人の不労所得(実際は事業所得だが)として、マンションを人に貸して家賃収入を得ることは、ポピュラーなことだ。

 しかし、そこまで稼いだ人が周囲にいないと、そんなことすら発想もできない。
 ニートにとっては、当然思いもつかないわけだ。

 もちろん、土地も建物も買うほどの資金力などないのだから仕方がないわけだけど、自営志向のネット・ビジネスが軌道に乗ると、安定収入が欲しくなるのは、いろんな成功者を見てきてわかっていた。

 一方、僕自身はゲストハウスについて日本で初めての本を出していたので、イマドキの家賃収入といえば、中古建築物を建物まるごと借りる形で又貸しして運営するゲストハウスが最適だと思ったし、実際に取材を進めると、個人でも経営できて右上がりの収益を上げている人が増えていることに気づいた。

 市場はまだまだ飽和していないし、大手デペロッパーが参入する噂も聞かない。
 ゲストハウス専門業者か、不動産会社の一部門がゲストハウスに力を入れているものの、まだまだ手探り状態といえる。

 個人で4件も、5件も運営している人はざらにいるけど、その成功理由を端的に言えば、個人経営ならではの特色あるハウスを演出しているからだ。

 実際の個人経営者のありようについては拙著を読んでいただくとして、ごく最近の状況を拾ってみると、やはり特色を売りにした個性化への道を個人のゲストハウス経営者が歩みだしているように見える。

 たとえば、ニート支援のNPO「コトバノアトリエ」が始めているのが、「トキワ荘プロジェクト」。
http://tokiwasou.dreamblog.jp/

 NPOとしては、言わば集客を担当するだけで、収益を吸い上げるつもりはないのだろうが、それゆえに運営業者としては個性のある物件としてアピールでき、実際に人気を博しているのがわかる。

 そこに住めば、同じ趣味の仲間が集まる。
 そうした住民スペックを魅力としてとらえ、集客するという方法自体が個性化の旨味を裏付けていると言える。

 他にも、mixiコミュに「起業したい人が集うシェアハウス」が発表された。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2002552

 同じ目的を持つ若者が寝食を共にしたり、職住接近することによって、ビジネスやクリエイティブな仕事が活性化し、一人では立ち行かなかったこともスムーズに行えるようになるメリットが、そこには見込めるのだろう。

 安ければいい、若い人ばかりが住んでいる共同生活がいい、という従来通りのゲストハウスではなく、「みんなと同じではなく、自分の目的に合ったゲストハウス」が求められる時代が始まっているのだ。

 個性化は、自分の市場を守るための基本原則だ。
 そこにしかないスペックこそ、市場を独占できるのだから。

 これは、自営業にとっては当然の選択といえる。
 僕も「何でも書けるライター」として雑誌に書きちらかして荒稼ぎしていたありようを30歳で辞め、自分にしか書けない分野、あるいは他の人があまり深追いしないテーマを取材し、書いてきた。

 誰もやらないから自分がやる。
 そうすれば、独占市場になる。

 売れっ子漫画家の本宮ひろ志さんも自叙伝で、こう書いている。

「お話作りなんていう授業は学校にない。圧倒的に争う相手の少ない分野を選んだ俺のしたたかな生き方だ」

 実際、自営業者なのに「みんなと同じ」発想でいては、食えない。
 たとえば、ひきこもりの経験者は、社会的には圧倒的に少数派だ。これは、ひきこもりについては大多数の人より詳しく、その生活をつぶさに知っているという意味で、ひきこもりについてはエリートと言える。

 だから、ひきこもり経験を活かして、本を書けば、多くのひきこもりにも勇気を与えるだろうし、ひきこもりについて知らない人には「なるほど!」と勉強になる。

 ところが、自営のセンスを教わっていないために、「私よりもっとひきこもっている年数の人もいるのだから私の経験なんてたいしたことがない」と勘違いしてしまう人が多く、出版業界ではむしろ、ひきこもり当事者を探したいくらいなのに、自分の経験を誇るどころか、隠してしまう。

 どんな人の経験も、歴史年表のように人生年譜をつぶさに作ってみるとドラマチックだ。
 それを、プロの編集者なら知っている。
 そして、本はそのようなプロの編集者と一緒に作るのだから、文章なんて下手でもいいし、原稿が書きあがってなくてもいい。

 むしろ、人生年譜を詳細に書いて、それをブログの自己紹介ページで紹介するなり、連続ドラマのように次の展開を読みたくなるようなラストを演出しながら連載していけば、ネットの閲覧者には、プロの編集者のみならず、前述のNPOからネットラジオへの出演を打診されることもあるだろう。

 自分の経験は、詳細に書けば書くほど「個性化」をアピールすることになり、売りモノになるわけだ。

 ひきこもりどころか、世の中にはいろんなマイノリティ(少数派)がいるし、その経験は平均的な人生しかなく、会社と自宅を往復するだけで人生を浪費している多数派の人々の興味を引くことになる。

 その一番の成功例は、『五体不満足』の乙武くんだろう。
 僕は昨夕、西新宿の通りで乙武くんがうろうろしてるのを目撃した。

 彼のような姿は、以前にホーキング青山くんと会った時に見慣れているので、どうってことはないのだけれど、青山くんが笑いの本を作っている間、乙武くんはちゃっかり自分の姿を全面に出した表紙写真で大多数の関心を引き、一人勝ちした。

 数百万部のベストセラーなんて、出版業界では最上級の売り上げで、滅多に出ない。
 きっと出版元の講談社のビルが総大理石で増築されたのも、乙武くんが「俺の個性は売れる」と気づいてくれたおかげだ。

 そういう気付きさえできれば、あとはプロの編集者をmixiあたりで探せば、本なんて誰でも出せる。

 まぁ、その前に拙著『親より稼ぐネオニート』を読み落としなく、理解してほしいものだが。




 
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テーマ:知っておいて損はない!! - ジャンル:ビジネス

30代のバカは治らない?

 『親より稼ぐネオニート』について、よくある誤解がある。
 それは、「雇用か、自営か」という2択問題に収斂させてしまう誤解だ。

 既に会社員になっている人でも、自分の仕事に満足しているなら続けられるだろうが、会社に運命を預けている限り、自分の意志とは関係なく、突然に解雇や倒産を言い渡される。

 それは決してローリスクではない。
 しかし、いちいち日本経済の危うさの根拠をここに書く気はない。
 少なくとも経済弱者になった時のリスクヘッジやセーフティネットは無いに等しいとだけ言っておこう。

 つまり、会社に入るという赤い靴を履いてしまったら、踊らされるだけ踊らされて、いざって時はほうりだされて再就職がさらに困難になるのが30代なのだ。

 だからこそ、自営の方法を早めに身につけておけ、という趣旨が、僕の本にはある。

 いきなり自営だけでやるっきゃないのは、現時点で失職中のニートだけだ。
 再就職活動をするな、とは書いていない。
 オフライン・ビジネスでも何とかできる方法さえ書いてある。

 しかし、30代で働き甲斐も感じず、「仕事辞めたい」と思いながら、ストレスフルな通勤生活をしている人の中には、やりもせずに「自営は困難だ」と思い込んでいる人もいて、そういう人は自分の怠け癖に居直っている。

 自分が何が楽しいのかも自覚せず、楽しいことをビジネスにするという工夫もしない。
 これは、単なる甘えの発想だ。

 そして、30代でこの甘えぶりだと、そのバカぶりは治らないものなのかもしれない。
 それでいて、「俺を救ってくれ」などと望むのは、赤ちゃん以下だ。
 こういうのを「30代バカ」と呼ぶことにする。

 しかし、30代で会社に入れないニートには、既に雇用されている30代バカの声などクソの役にも立たないだろう。

 せっせと、1円でも稼げるように自営の道へひた走る以外に救済されないのだから。

 「30代バカ」は今後、失職したときに「ああ、あの時に自営の道も試行しておけば…」と後悔するのかもしれないが、既に遅いのだ。

 きっと「俺にはどうせできなかった道だ」と自己評価の低い総括をするだけで、自己評価の低さが根拠なき安定の夢を見せていたことに思い当たらないまま、死んでいくのかもしれない。

 結局、「30代バカ」は、そのままでは救われない。
 ちゃんと自分の気持ちを人に話して、人の意見を聞きながら、冷静に自分の危なげな点を見据える現実認識が必要だ。

 人は、自分の意思に反して無理して働いていけば、そのうち息切れする。
 自分に嘘をつきながら働いていれば、会社がつぶれる前に、自分がつぶれてしまうのだ。

 だからこそ、雇用されているだけでは安定・安心とはいかない。
 延々とその問題を見ない振りしていても、やがて時限爆弾のように問題は自分を苦しめるだろう。

 「雇用か、自営か」という2択のように読んでしまった人は、再度、本書を読み返してほしい。
 僕は、自営と定収入のハイブリッドな稼ぎ方が理想だと書いている。

 ネット・ビジネスで自営の手ごたえを得たら家賃収入の道としてゲストハウス運営を、と勧めたのも、人間関係に自信のないニートでもできる稼ぎ方だからだ。

 自宅を人に貸して自分はホームレスになるなんて、まったくばかげている。
 貸し方次第ではもっと儲けられるのに、そうしたアナウンスが届いていないのだ。

 怠け癖そのものをなんとかしたいなら、その方法も本書には十分に書いたつもりだ。
 何でも嫌がってしまうのが「30代バカ」だとしたら、救われようなんて無いに決まっている。

 結局、バカにつける薬はないってことなんだろう。

テーマ:■就職活動 - ジャンル:就職・お仕事

経験値がニートを救う!

 『親より稼ぐネオニート』を発表して3週間目、毎日のように読者からメールをいただいている。

 時間の許す限り、レスをしているが、なかなか全部には応じられないので、これから出そうとする方は、レスが遅くなることを覚悟されたい。

 さて、この本の反響をチェックしに、Yahoo!ブログ検索も毎日のようにチェックしているのだけど、「ニート→ネオニート→自営業者→ベンチャー社長」という流れをよくわかっていない人も中にはいる。

 まぁ、自営業がリスキーと考えているのは、世間を知らない20-30代の正社員くらいなもので、ローコストのビジネスである限り、自営業者が食いっぱぐれることはない。

 あるブログでは、「友人の小説家志願者は夢をあきらめて労働者に戻って行った」と書いていた。
 それは、自分の才能がべつのところにあるってことだろう。

 稼げる才能と、やりたいことが一致しない場合は、稼ぐ才能を活かしながら、やりたいことも続ける生活を余儀なくされるのは仕方ないことだ。

 自営業者は、自分のできることで稼げる方法を試行錯誤する。
 小説家だって、名前しか売れてない人は、テレビや講演などの副収入を増やして生活を成り立たせる。

 同人作家ですら、コストパフォーマンスを考えて定価を考え、通販でも売る時代に、プロの作家をやろうとしたら少なくとも10人くらいの編集者に売り込んでいろんな感想を聞き、自分らしさを認めてくれる編集者と仕事をすればいいだけだ。

 しかし、小説家になろうとしている志願者たちに、「何人の編集者にアポとったか?」と尋ねて回ったことがあったが、みんなせいぜい1人か2人、多い人でも4,5人だった。

 プロの作家は自営業者としての自覚があるから、9人の編集者に断られてからが勝負だと考える。

 そういう腹積もりで売り込みにいくから、直しを指摘されたら真剣にベターな原稿に直していくので、実際は3人めくらいの編集者で本を出せることが容易であることを知っている。

 自営業者は、このように売り込みの試行錯誤を重ね、そこから商品スペックとは何なのかを学ぶのだ。

 そして、これはどんなビジネスにも言える。
 本書で書いた「月収300万」男・矢代くんについても、結果だけを見て「俺には無理だ」と思う人がいたら、それは矢代くんが周囲の誰もやってなかった「せどり」を納得いくまでやり続け、なんとか効率良く稼げるように試行錯誤していったという経験値の蓄積を無視してしまっているのだ。

 自営業者にとって、試行錯誤の経験は次の金を生む通過儀礼だ。
 不安定な生活だからこそ、なるだけ時間も労力もかけずに時給が高くなるような動き方を日々考えるわけだ。

 その点で、自営業者に失敗はないと言ってもいい。
 試行錯誤すら避けて通るなら、そこで飢え死にしてしまう。
 それがイヤだというリアリティがあるからこそ、1円でも儲かる方法はないかと、アフィリエイトを貼る場所や、広告商品の選定をいろいろ工夫し、稼ぐコツを少しずつ知るようになるのだ。

 つまり、時間がかかる。
 しかし、時間だけはたっぷりあるニートには、好都合だ。

 正社員の暮らしにあぐらを掻いていながら、ニートに対して「お前らもなんとか労働者になれよ」とアドバイスするのは、高みの見物にすぎない。

 ちなみに、杉村タイゾー議員もネオニートの道は反対なんだそうだ。
 でも、この議員。次の選挙で落ちたら、フリーターになるだろうか?
 おそらく、ならない。
 議員経験を活かして本を書いたり、講演をしたほうが、ギャラがいいから、そのまま自営業者になっていくだろう。

 そんな奴の助言なんか、誰がまともに受け取るだろう。
 国策による救済ばかり書いている大学の先生も同様だ。
 ニートの当事者のリアルに迫っていない。

 30歳過ぎてニートになってしまった人に、僕は「再就職をするな」とは言わない。
 少人数の新規ベンチャーに参画する道だってあるし。

 しかし、それとは別に、自営で稼げる方法も時間をかけて模索していかないと、自分の生活を自分で守れなくなる。

 だからこそ早めにリスクゼロのネット・ビジネスを契機に、自営業の稼ぎ方に目覚めてほしいと思うのだ。

 自営業では、雇用されているのとは違い、商品企画から売り込み方法、宣伝方法から、投資額、欲しい報酬額面まで、全部自由だ。
 人間関係のストレスからも自由になれる。

 バカな上司とは付き合わず、自分と同じように頑張っている自営業者とマイミクしておけば、相談相手にも事欠かない。
 だから、自営業を怖がることなんて、1個もないのだ。

 最近、10代の自営業者を取材し始めたが、彼らの世代では資本主義が自己責任社会であることを熟知している人も増えてきているようだ。

 中流と思われた家庭が下流化すれば、親から養ってもらうことも期待できず、ニートにすらなれないことを知っている世代が登場し始めているのだ。

 時代は少しずつ自営を余儀なくされる方向へ向かっている。
 ノウハウを早めに蓄積せよ、というアナウンスが今こそ必要な時代はないだろう。

 自分らしく稼げる道は、いっぱいある。
 ネット上から相談したい相手に声をかけることもできる。
 僕らはこんな便利な時代に生きているのだ。
 
 

テーマ:働くということ - ジャンル:就職・お仕事

ネオニートは同世代の人材と仲良くしよう!

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/12/news039.html

 25歳・無職の矢野さんは、個人で「字幕.in」というサイトを運営し、広告収入で食っている。

(テレビ東京「給与明細」で紹介された株ニートの「矢野さん」ではないので、ご注意を!)

 彼こそ、ネオニートの大本命。

 自作のサイトで広告収入、サーバ維持費と猫のえさ代まで賄えれば十分というマイペースぶりは、まさに自営業そのものだ。

 自分にとって楽しめる作業を金に換える。
 それだけで一人の食いぶちくらいは稼げる。
 そういう時代なのだ。

 彼なんかは、ブログペットを作った工藤友資氏(30歳)と組むと、かなりいい仕事をするだろうし、ウマも合うはずだ。

 工藤は10年前、僕の会社にいたが、週に3日は事務所で寝ていた。
 でも、起きている3日間だけは、他の人の数倍のスピードで仕事をこなす優秀な人材だった。

 同じ時間で人の数倍もできる人材であれば、睡眠障害だろうが、怠け者だろうが、僕はいっこうに構わない。

 なにしろ、コミュニケーション・スキルと人材発掘の上手な工藤は、「完全家出マニュアルって本を作りたいから、家出人を取材したい。町へ出て家出人を見つけて連れてこい」と命じたら、6時間後には20人もの家出人・家出体験者を事務所に連れてきた男だ。

 今では若きカリスマ・プログラマとしてIT系から広告代理店まで引く手あまたなのだが、彼も前述の矢野さんと同様の感覚をお持ちのおようだ。

「フットワークが軽く、常識や制約にとらわれない個人のような自由な雰囲気を持ちながら、多くの企業や組織とネットワークしていけるような会社ができれば」
(IT mediaニュースより)

 工藤が矢野さんを見つけるのが早いか、矢野さんが工藤とつながるのが早いかはわからない。

 でも、この二人が結びつけば、きっとIT業界はもっと後続の若者たちに希望を与えるものになりそうだ。
(矢野さんがこのブログを見て僕に連絡をとってきたら、僕はいつでも工藤を紹介する用意がある)

 面白いコンテンツ・プログラマは、会社に雇われると時間も労力も発想力も奪われる(これぞ搾取!)。
 だったら個人でやっちまったほうが気軽だし、稼げる。

 工藤も、某ITベンチャーから「ウチで年収1000万で働かないか」というオファーを蹴っている。

 だから、ブログペットを開発し、30万人以上のユーザ獲得した後、自社を立ち上げ、実動部隊は別会社に発注し、プロデューサとして、気ままな発想をビジネス化できる稼ぎ方にシフトしている。

 このように、ネオニートは法人登記だけしておいて「社長」の名刺を手にいれ、実作業は同業他社と仲良く連携しながらマッシュアップで食っていくのをめざすのが王道だと思う。

 でも、会社を作ってから、自社の売り上げだけを気にしていると、煮詰まるもんだ。

 だから、IT系で同世代の面白い人材は、みんな仲良くしておけばいい。
 連携しながら、既得権益の企業群を創ったバカな大人たちを凌駕していってほしいね。

 ちなみに、拙著『親より稼ぐネオニート』(扶桑社新書)は、発売2週目にして紀伊国屋書店の新書売り上げランキングで34位に上昇した。

 毎日のようにブロガーたちが感想をアップしてくれるので、それ自体が宣伝になり、amazonあたりでは1日のランキングが1000~20000位の間でアップダウンしている。

 カリスマ・プログラマにならなくても、人の役に立つサイトやコンテンツは作れる。

 このブログの右上に貼ってあるリンク「クスリをやめたいあなたのために」は、精神科医にダマされながら処方薬の依存症になってしまった若者たちに薬物療法以外の治療方法の豊かさを示すために、僕が半日で作ったブログだ。

 これまでに無かったサービスや情報、文脈などは、ブログで簡単に作れてしまう。
 ニッチなものだが、個人がネオニートとして自営業に目覚めていくプロセスには、そういうレベルから取り組むといいかもしれない。

 みんながみんな工藤のような天才型ではないが、凡才には凡才なりに「他にはないコンテンツ」を作れるものなのだ。

テーマ:ネットビジネス - ジャンル:ビジネス

「楽して儲ける」を誤解してないか?

 『親より稼ぐネオニート』を読まれたブロガーたちの記事を、Yahoo!ブログ検索で毎日チェックしている。

 面白いのは、儲かっていそうなアフィリエイターのブロガーは本書に肯定的である一方、お小遣い稼ぎ程度にアフィエイリトを貼っていたり、デイトレでも満足な成果を上げていないブロガーは「ネオニート」が儲かることに懐疑的な記事を書いているということだ。

 もっとも、こちとら取材のプロだから、印象だけで本は書かない。
 本当に儲かっているのかを本人の家まで行ったり、無理のない収入アップのあり方を取材相手に問い詰めて、納得のいくプロセスを知る。

 ただし、成功者に出会いやすい都市部と、1人で黙々とネットをやってる地方在住者では、「儲かる」という実感におのずと差が出てきてしまうのも仕方ないのかもしれない。

 ただ、ちょっと気になるのが、「不労所得」の意味を知らないという、とても低いレベルでの誤解が一部にみられることだ。

 不労所得とは、会社に雇用されての「給与所得」や、自営による「事業所得」ではなく、それ以外の「雑収入」に相当するもので、株の配当や講演謝礼などに相当するわけで、少ない額面の細かな収入はすべて「不労所得」と称されてしまうだけで、実際にまったく体を動かさないで入る金のことを意味してはいない。

 しかし、自営業で確定申告をしている人以外は、不労所得=働かないで収入を得ること、と理解してしまいかねないのだ。

 実際は、デイトレだろうが、アフィリエイトだろうが、最初に何らかのアクションが必要だし、より多くの金を稼ぎ出そうとすれば、それなりに工夫が必要になる。

 その「稼ぐための工夫」や「儲けるプロセスに伴う面倒」を「労働」と呼ぶかどうかは、読者の判断に任せるが、不労所得であろうとも課税の対象になるのは必至なわけで、その点では立派な労働と呼んでいいかもしれない。

 しかし、本書で書いた「ネオニート」は、それぞれ自分にとって無理のない分野や内容をブログ記事にすることから始めている。
 つまり、「働かされている」とか「働いている」というつらさとは遠いモチベーションで不労所得を契機に儲け始めているのだ。

 これを言い換えるなら、「自分にとって楽しめる作業」「自分が面白いと感じられる行為」で取り組んだ作業がさらに面白くなり、その点で「楽して儲ける」ことをしているのは事実だ。

 ところが、月収を自力でアップさせようとするなら、それなりの工夫、それまでにない知恵を働かす時がやってくる。

 その困難を克服すること自体を面白がれた人はパーッと道が開き、どこかでつまづいて辞めてしまった人は、そこまでの稼ぎしかない、というだけなのだ。

 ゲーム・ユーザなら、すぐに攻略できてしまうゲームなど、つまらなくて、「買って損したな」と思うだろう。

 ネット・ビジネスも同じだ。
 「うわー、全然ダメだ~」で全面クリアせずにゲーム・オーバーした奴が、ちゃんと全面クリアした人間を「少数派」だと切り捨てるのは、いかがなものか?

 実際、都市部・郊外では、いや寒村部のような田舎であっても、起業する人は増えているし、ネット・ビジネスでは10代で親よりも稼いでいるも登場し始めている。

 困難があればこそ、その克服方法を面白がって編み出そうとする人が儲けていくのは、これ、資本主義の当たり前の法則だ。

 それを「儲けるのは困難だ。しんどい。しんどいのが労働だ。ああ、労働はいやだな」と思って、せっかくの収入手段を放り投げてしまった人には、ネオニートの当事者が自営業として本業化させていった理由がいつまでもピンと来ないに違いない。

 あえてベタに言うなら、「自分が選んだ収入手段だからこそ、それに伴う困難も楽しめる」という人が、困難をクリアする喜びを覚え、その喜びをテコにして、新たに稼ぎたい気持ちがわいてくる。

 だから続けられる→儲かる、というわけだ。

 その点で、僕は「楽して儲けて何が悪いんだ?」と反論したい。
 キーパンチが早いだけの軽作業だから「楽して儲かる」などとは、本にもブログにも書いていないはずだ。

 もう一つ書き加えるなら、自営と雇用では「失敗」の意味も違うということ。

 会社に雇用される人にとっては、会社から追い出され、安定生活を失うことが「失敗」かもしれない。

 しかし、自営業による「失敗」は、一定の収入を確保するために、それに応じた収入手段そのものを増やせないでいることだ。

 一つのブログのアフィリエイトがダメなら、複数やってみるか、同じブログでネット通販もやってみるなど、何度もトライ&エラー(試行錯誤)を重ねていくだけの話だ。

 会社という単位で見れば、製造部門がマイナスでも、情報産業部門がプラスなら、年間では昨年度ベースに乗せられると考えるだろう。
 それと同じなのだ、自営業は。

 だから、自営業は不安定というのは、そもそも月収というスパンでの安定で考えてしまうからそうなるわけで、年収平均というスパンでの安定を目指せば、途中で収入手段を見直せばいいだけの話だ。

 しかも、自営業は、自分で企画し、自分で売り込み、自分で稼ぐわけだから、自分がいくら欲しいのかの目標額と〆切さえ設定すれば、よほどのバカでない限り、自分の生活を成り立たせるように利益を求めるものだ。

 だから本書ではニートに対して厳しいデータをいっぱい載せたし、ニートの親には「早く家から追い出せ」と説いた。

 自分が生きていくためにいくら月にかかるかもわからない人間でいられるのは、せいぜい20代前半までだ。

 それ以後は、さっさと家から出せばいい。
 そうやって人生の〆切をニート自身も、その親も見ないふりしているから、ダメなんだ。

 しかし、そのままではニートは死んでしまう。
 バカな親だと、精神科にわが子を預けっぱなしにしてしまう。

 いつまでも雇用されない。
 生活保護もやがて打ち止めだ。
 そしたら、ネオニートになる以外に、本当に生きていけないのだ。

 だからこそ、何の経験もなくても取り組めるネット・ビジネスくらいやるっきゃないだろう。

 そのためにも、その人自身にとって無理なく稼げる自由裁量の多いネット・ビジネスは有効なのだ。

 ゲーム攻略の快楽を知っているなら、なおいい。
 「楽して儲ける」、上等じゃないか。

 既に「みんなと同じ」では雇用される希望なんて持てないのだから、本当に自分らしく稼げる道となれば、自営しかない。
 だから、僕はネオニートを応援するのだ。

 もっとも、「脱ニート」のために、それ以外の知恵もたくさん本書には書いた。

 未読の方は、ぜひこの記事の左の『親より稼ぐネオニート』の表紙画像をクリックしてみてほしい。

 あなたが何歳かは知らないが、円がドルやユーロの影響にモロにさらされる世界市場の時代には、国家や企業に稼ぐ力を預けていただけでは、本当に身を守れない時が遠からず来るだろうから。

テーマ:ニート - ジャンル:就職・お仕事

自営業に至るためのライフステージ

 amazonのランキング(本)で、『親より稼ぐネオニート』を連日見ている。

 先週は、2万台だったのが、さきほど見たら1747位だった。
 何100万冊の中でこの数字、すごすぎる。
 まだ、発売されて1週間も経っていないのに。

 しかも、Yahoo!のブログ検索では、本書を取り上げてくれるブログが毎日1,2個増えているのがわかった。
 その記事のほとんどは絶賛だ。

 昨晩は、大学生の読者から著者の僕に、深夜2時頃に興奮したようなメールが届いた。

 mixiのレビューも既に書き込まれているし、あちこちから友人が「読んだよ!」「書店で平積みになってたよ」とお知らせが入っている。

 朝日・毎日・読売の3紙には既に広告が出たが、テレビや雑誌などでの紹介記事&番組はこれからだ。
 ますます売れるに違いない。

 しかし、「ネオニート」についての定義は、ネット上ではあいまいだ。

 僕はこう定義している。

「ニートそのものの暮らしぶりでありながら、さまざまなネット・ビジネスによる不労所得で稼ぎながら自営業へと目覚めていった者」

 月に数万円だけアフィリエイトでお小遣い稼ぎをしているようなニートは「ネオニート」と呼ぶのに値しないし、オンライン・トレーディングはそもそも安定資本がなければ「投資家」として称することに無理がある。

 こう考えると、「ネオニート」は、アフィリエイト・有料ダウンロードなどによる「インセンティブ収入」や、せどり(オークション)・ネット通販などによる「販売業」(商店)の2つの収入手段を本業として発展させようとし、自営業者を指向する者に限ったほうがいいと思う。

 簡単に言えば、ネオニートは不労所得(雑収入)から自営業に至るライフステージのことを示す言葉だと理解したほうが実情に即しているし、またそのように理解したほうが次世代の稼ぎ方として「自営」をクローズアップし、明日への希望とビジョンを付与することになるだろう。

 まだお買い上げになっていない方は、ぜひamazonで取り寄せてみてほしい。

 詐欺まがいに「年商1億」とか吹聴しているようなネオニートではなく、月収300万や年収1000万の20代を中心に、そのプロセスを紹介している。

 そもそも本書は、既存のニート関連本があまりにも高みの見物のように分析する内容ばかりで、ニートの当事者の立場をふまえたものでなかったから、その不満から作ったのだ。

 現在、問題視されているニートに「自分探しはやめて就職しろ」というメッセージしか与えない本は無責任だ。

 そもそも「自分探し」を辞め、自分でも誰でもいいような仕事についても、結局は自分らしい生き方とは思えないからやめてしまう。

 だからこそ、自分らしい稼ぎ方を目指したほうが無理がないのだ。
 ネット・ビジネスには、自分らしく稼ぐノウハウがある。

 アフィリエイトでは自分らしい内容のブログを作ればいいのだし、ネット通販や有料ダウンロードでも自分の趣味やこだわりを活かせる。

 要は、自分らしい生き方を他者から評価されることで儲かるのが、ネット・ビジネスなのだ。
 そして、「エヴァ世代」は、そのように自分を認めてくれる市場を求めている。

 実際に、親より稼げるようになったネオニートたちは、みんな「俺流」を通している。
 自分らしく生きたほうが稼げるし、自分のペースで収入を得られるのだ。

 そして、下流化する家庭出身の若者が失職し、ニートのまま、「ネオニート」に進化できなければ、本当に自殺か親殺しの悲劇しか未来に待っていない。

 そんなシリアスな統計データも豊富に示してある。
 現在、ニートになっている人、ニートになる不安を抱えている人は、生き残るために本書を手にとってほしい。

 たった777円で、つまらない人生も変わることがあるのだから。


 

テーマ:アファリエイトで本当に儲かっていますか? - ジャンル:アフィリエイト

ネオニートが自営業者になるために

 昨夕、TBSのニュース番組で「ニューホームレス」の特集があった。

 ニューホームレスとは、月単位で賃貸している部屋さえなく、1泊1700円程度の木賃宿を転々としながら、アルバイトで暮らしている若者を言うらしい。

 番組で紹介されたのは、20代でメイドカフェで散在する男と、30代後半でパチンコが辞められない男だった。

 前者は、母親の医療費のためにマンションを他人に貸し、後者は再就職先を探していた。

 しかし、おそらく二人とも正真正銘のホームレスになるか、自殺まであと一歩の瀬戸際で生きているのだろうと思った。

 こうした最下層の人たちは、正規雇用によって安定した生活から自ら降りてしまった人たちだ。

 『下流社会』を書いた三浦展さんは、「下流層は学力もないうえに体力もない」と指摘している。
(※拙著『下流上等』での対談での発言)

 体力がないから、バイトを2,3かけ持つということもできないし、気力も生まれないのだ。

 ところが、同じようにへたれでも、「ネオニート」はちょっと違う。

 親元にいながらアフィリエイトやネット通販、デイトレなどで不労所得を得ている。

 しかし、その収入額面が同世代の年収より劣っているのは、ネオニートの中でも最下層だ。

 僕は『親より稼ぐネオニート』(扶桑社新書)で、親よりも稼いでいるネオニートたちを紹介した。

 なぜ、彼らは「ただのネオニート」から、「親より稼ぐネオニート」になったのか。

 簡単だ。
 その収入手段を自分の本業として自覚し、自営業者としての覚悟を持って取り組んだからだ。

 そう覚悟しなければ儲けられないことを彼らは知っていたし、「会社に通勤したくなければ、自営しか生きていく方法はない」と悟ったからだ。

 前述の20代の「ニューホームレス」の男は、ネット喫茶にもたまに寝泊まりするようだが、そこで限られた時間を有効利用し、ネットビジネスを手がけたり、ゴミの中から売れる物を探すなど、コスト0円で換金できる物を探そうと思えば、「生活創庫」社長の堀之内九一郎さんみたいに、ホームレスから社会復帰して大儲けすることも夢ではないだろう。

 そう考えると、希望を失うと、「俺なんかどうせバイトしかできない」という不安にくるまれたまま、明日のビジョンを描けないんだろうなと思えてくる。

 テレビに映った2人は、いかにもコミュニケーション・スキルが低そうなさみしい表情だった。

 だから僕は自殺するのもカウントダウンの人たちに見えたのだ。

 でも、絶望にすら「底つき」がある。
 『親より稼ぐネオニート』には、100社に入社を断られて、ニートになる不安に煽られ、せどりを始めて1年半で月収300万になった大学生のルポを収録している。

 自分ができることは何でもやって、本当に心底「やり尽くした」と思いきれた果てには、「よし、悩んだってしょうがない。前向きに考えよう!」という境地があるのだ。

 悩み続けていれば、悩むことに疲れ、自分自身がわからないまま、現実から逃避したくて自殺を選んでしまうが、それは絶望ではないのだ。

 絶望では、人は死なない。
 だから、あえて言う。
 本気で絶望するまで稼いでみろ、と。

 時給が悪ければ、割のいい稼ぎ方を考えてみろ、と。
 雇われているうちは稼げないと思ったら、自営業者として覚悟しろ、と。

 会社での待遇が悪いと愚痴る前に、自力でマイペースで稼げる方法を自分のよく知っている分野から発想してみろ、と。

 前述の大学生は、ヲタクだった。
 秋葉原に通っていた経験が、「せどり」(転売差益商売)をする際に、値踏みや売り先を選ぶ際に役立った。

 他人と比べなくても、自分がよく知っている分野や好きな趣味の世界は、誰にだって一つくらいあるはずだ。

 特別にそれについて詳しくなくても、いざ情報を集めようと思えば、ネット上でいくらでも調べられる時代じゃないか。

 たとえば、1泊1700円台の木賃宿をテレビで見たとき、僕は「ゲストハウスのほうが月換算では安いな」と思った。
 ゲストハウスのドミトリーでは、自分のベッド以外に共有リビングも使えるし、都内でも2~3万台がごろごろあるからだ。

 こういう情報も、自分がコストカットの意識を持てば、いくらでもネットで調べられる。

 求めればこそ、与えられる。
 それが、自己責任を前提とする資本主義の鉄則だ。

 しかし、その鉄則さえ学校では満足に教えられなかった世代が、雇用にあぶれているのだ。

 会社を興すというレベルの起業ブームの一方で、不労所得者を自営業者へとコーチングするビジネスも今後出てくるのかもしれない。

 もっとも、親より稼げるようになったネオニートは、自力で法人化し、世間と折り合いをつけている。

 だが、ネット上だけでくすぶっている多くの不労所得者は税金も払わず、それが増税の理由の一端になっていることに鈍感だ。

 だから、僕はネオニートを自営業者への足がかりとして説いた。
 ただの不労所得のニートのままなら、将来への不安は消えないからだ。そのままなら、ニューホームレスへの道に落ちるだけだから。

 

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テーマ:起業・廃業 - ジャンル:就職・お仕事

プロフィール

今一生 con isshow

Author:今一生 con isshow
 ライター・編集者。
 '97年「Create Media」名義で編集した『日本一醜い親への手紙』がベストセラーに。
 '99年に発表した『完全家出マニュアル』で造語した「プチ家出」が流行。
 著書に『ゲストハウスに住もう!』(晶文社)、『下流上等』(学事出版)、『「死ぬ自由」という名の救い』(河出書房新社)など多数。
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